セラミック粒子をニッケルめっきにより固着させ、その粒子の頭を表面に突出させる技術です。
突出させることにより、相手が突出した粒子の頭に当たり摩擦が生まれます。めっきなので通電性が良く、静電気によるゴミの付着が少なくなります。

すべらない表面処理の特徴
すべらない表面処理は、電気ニッケルめっきによって実施される滑り止め表面処理です。処理温度は60℃以下と比較的低温であり、素材への熱影響を抑えながら行われます。めっき条件は、内部応力をほとんど持たない安定したプロセスを採用しており、変形やクラックの発生を防ぎます。密着力は電気めっき本来の特性に準じ、基材との密着性に優れています。
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摩擦力を選択でき、相手攻撃性をコントロールできる
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より弱い力で同じグリップ力が得られる
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処理温度が低く(60℃以下)熱による基材の変質・変形を防ぐ
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摩耗などにより劣化したものを剥離して再処理することができる
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通電性があるため、静電気や帯電防止の効果があります。
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摩擦力に方向性がないためどの方向に動かしてもすべりにくさが一定
| 材料 | 特性 | |
|---|---|---|
| 形状 | 球状 凸状 | 相手攻撃性が小さいので相手を傷付けにくい 相手攻撃性が大きいので相手の繊維、フィルム等を傷付ける可能性がある |
| 粒形 | 大(50~60μm) 小(10~20μm) | 摩擦力が大きくなる 摩擦力が小さくなる |
| セラミックの 密度 | 密(約1800個/m㎡) 粗(約100個/m㎡) | 摩擦力が小さくなる 摩擦力が大きくなる |
すべらない表面処理のイメージ



すべらない表面処理の表面

球状セラミックΦ20μm(密)の表面(350倍)

球状セラミックΦ20μm(密)の断面

球状セラミックΦ50μm(密)の表面(350倍)

凸状セラミックΦ20㎛(密)の表面(350倍)

球状セラミックΦ20μm(粗)の表面(350倍)

凸状セラミックΦ20㎛(粗)の表面(350倍)
加工可能な素材
加工可能な素材は、鉄・ステンレス・銅・真鍮・砲金・アルミなどの金属で、樹脂素材への適用はできません。
用途例
紙やフィルムの送りローラー、ブレーキパッド(保持・制動用途)、物を保持・掴むツメやチャックなど、摩擦力を必要とする部品に幅広く利用されています。特に、相手材を傷つけずにグリップ力を発揮する用途に最適です。

